Afterコロナ・Withコロナの研修環境　３

6/12配信

１．コラム｜アフターコロナで研修環境はどう変わるか

２．データ｜企業研修の開催動向
３．ご案内｜メール会員のご案内

・コロナ禍でも実施された研修（イベント）とは

コロナ禍で多くの研修が中止または延期となりましたが、そのような中でもなんとか開催できたり、ぎりぎりまでキャンセルにならなかった研修（イベント）もいくつかありました。

そこになにかアフターコロナの研修環境のヒントがあるのかもしれません。

① 技術系・スキル系の研修

新入社員研修や階層別の研修は多くが開催中止もしくはＷＥＢを利用したリモート研修への移行がなされました。ですが、技術系の研修や資格取得のための研修は、人数規模を減らし広い会場を使うなど、できる限りの対策を講じて開催されたものもありました。
緊急事態下においても事業存続のために必要な技術の習得や長期的なビジネスを左右する資格取得などは、可能な限り開催されるケースが多かったと思われます。

② 公開講座

講座自体が有料となっている公開講座などは中止にならないケースがありました。但し、長期化するにつれてＷＥＢシステムなどの導入がなされ、WEB配信に切り替わっていきました。
緊急事態が解除された後の講座の再開状況を見ても、企業内の集合研修よりも早めに再開されているようです。参加人数を絞って、回数を増やすなどの工夫をされています。

③ 採用面接

会社説明会やインターンシップなどは軒並み中止となりましたが、面接に関しては継続して実施されていた企業もありました。
面接実施については、個室を確保し、３密を避けた形で開催が可能で、コロナ禍で逆に優秀な人材を獲得するチャンスと見ていた企業もあり、実施されているケースがありました。

現状多くの企業が第2波の到来を懸念して、研修の計画をしあぐねている状況ではありますが、上記のような主旨の研修は継続して開催されるのではないでしょうか。もちろん、感染予防には最大限の注意を払って開催される見込みです。

・懇親会はどうなる？

研修やイベント開催時の重要なファクターである懇親会。コミュニケーションの手段として、パーティや懇親会の実施は年々増加傾向でした。時間内で多くの人とコミュニケーションがとれる立食ビュッフェといったスタイルが主流でしたが、コロナによって一気にビュッフェスタイルがＮＧとなってしまいました。
当面この傾向は継続してしまうのだと思われますし、懇親会をどうのように開催するかということはもしかすると最大のボトルネックになるかもしれません。
ホテルやケータリングを提供している各社では料理を個別パッケージにしたり、お弁当での会食をお薦めしたり様々な工夫をしています。どのような形でも感染リスクゼロにはできませんが、食事をしながら交流するという大切な文化が無くならないように、新しい提供スタイルや商品の登場が待ち望まれます。

月別の研修開催および中止・延期状況は以下の通りとなっております。（６／８現在）

中止または延期　５／２２からの伸び率
６月 -0.4%　７月 +13.7%　８月 +4.3% 　９月 +1.2%
※６月は新たに開催が増え前回よりマイナス

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