新常態(ニューノーマル)で研修や社内イベントはどうなる? 2

新常態(ニューノーマル)で研修や社内イベントはどうなる? 2

7/16配信

1.コラム|新常態での社内イベント開催事例

2.コラム|2021年新入社員研修の予約について

3.ご案内|メール会員のご案内

4.ご案内|弊社データの開示について

1.コラム|新常態での社内イベント事例

A社様の事例

毎年創立記念日に全員参加の社内イベントを実施し、社員同士のコミュニ―ケーションを図っているA社様。

今年も有意義なイベントにしようと半年前から実行委員を選定し、準備をされていました。
ところが、コロナがなかなか収束の気配を見せず、開催には慎重な判断を求められることになってしまいました。

緊急事態宣言で一旦は開催が危ぶまれたものの、その後宣言が解除されたこともあり、できる限りリスクを減らすように内容を変更してなんとか開催をしようと最終決定をされました。
急な変更でしたが、実行委員の皆さまが奮闘されて、下記の内容で開催することになりました。

① 懇親会をお茶会に

お酒が好きな人が多く、大勢で盛り上がる雰囲気の会社ですが、今回はぐっと我慢して着席してお茶とケーキというスタイルに変更されました。このところオフィスの密をさけるため、全員が一同に会するのは久しぶりの様子で、顔を合わせるだけで自然と笑顔が沸きでていました。

② 開催時間の工夫

懇親会をお茶会に変更することで、15時開始となり、この時間はレストランもランチとディナーのすき間時間のため、少人数でも貸し切りの予約をすることが出来ました。

③ レイアウトの工夫

お店を貸し切りにすることができたので、各テーブル(島形式)で前後左右の席を空けてジグザグに着席し、できるだけ人の距離を保つ工夫ができました。

④ イベント内容(ゲーム)の工夫

ワイワイガヤガヤせずに、それでも楽しく盛り上がるイベントはできないかと試行錯誤し、「お絵かき性格診断」というイベントをすることになりました。
各人に紙と筆記具(感染防止のため一人ずつ個包装)を配布し、司会が出すお題の絵を描いていきます。
例えば、ドラえもんや牛、など。
時間内で書き上げた絵を周囲の人に見せると、中には相当な画伯(笑)もいらっしゃって、あちこちで笑いが起こっていました。(もちろんこの時点では全員マスク着用しています)
更に、司会が描いた絵の特徴から性格診断をして、その人の〇〇度を説明して、そこでまた笑いが起きていました。

正味1時間半ほどのイベントでしたが、感染防止に最大限の配慮をして実施することで、社員のコミュニケーションを図ることができ、帰りは皆さま笑顔になられていました。

今回はイベントの形態を当初の予定から大幅に変更し、更に直前まで開催の是非を検討しながら、ぎりぎりのところでなんとか開催することができました。

社内イベントを中止したり、リモートに切り替えたりすることは容易ですが、仮に内容が簡素化されたとしても、人と人とが同じ場所で同じ時間を過ごすということは、コミュニケーション上絶大な効果があると実感できた事例でした。

リモートワークやWEB会議などで知らず知らずのうちに蓄積されてしまうコミュニケーションの微妙なズレを、リアルイベントで修正するということは、今後の新常態では必須になるのかもしれません。中止かWEBかという選択肢意外に、リスクを最小限に考慮してリアルで開催するという選択肢をぜひご検討ください。
バーチャルが増えれば増えるほど、リアルの効果は増してくるのだと思います。

2.コラム|2021年新入社員研修の予約について

2021年4月の新入社員研修について、研修内容、会場を悩まれている企業様は多いと思います。
弊社のお客さまからもご相談がちらほら入り始めてきています。
2021年の新入社員研修会場を決める際に、是非注意していただきたいポイントをまとめてみました。

① 新入社員の採用動向

6月29日の日経新聞で920社の採用計画の記事が掲載されていました。業種により様々ではありましたが、全体的にはコロナで環境の悪化がある割に、採用計画は平年並みという企業が多いという印象でした。
その状況からも、新入社員研修に関して形式の変更はあると思われますが、研修対象母数は例年と変わらないということが言えると思います。

② 施設の予約状況と予約時期

例年、4月の新入社員研修は講師と会場が大幅に不足し、通常ですとこの時期にすでに予約が一杯という施設も多数ある状況です。ですが、来年に関してはまだ施設に空きが残っています。
現状とこの先どのような動きになるか予想すると、おそらく現時点では各社の人事担当者様が今年度の新入社員研修(急遽リモートに切り替えた企業も多く、効果測定に苦戦している)の振り返りを実施し、次年度の研修をどのようにしていくか検討しているという段階なのではないかと思われます。
この振り返り作業が終了した段階で、次年度の計画に合う会場の予約が始まると思われます。
時期的にはおそらく8月を過ぎたあたりで、予約が入り始めそうな感触です。

③ 2021年度の新入社員研修を選ぶ際のポイント

特に来年の新入社員研修の会場を選ぶ際のポイントについていくつかピックアップしています。

1. 宿泊はシングルをお薦めします

近年、プライバシーなどの問題や新入社員のモチベーションの問題で宿泊をシングルにする傾向が高まっておりましたが、コロナによって一気に加速すると思われます。
当然、宿泊をシングルにする場合、値段があがりますが、リスクその他を考えると必須条件となるのは間違いありません。

2. 研修会場は広め&複数予約を

ディスタンスを保つため、広めの会場を利用することに加えて、予備部屋を確保することがポイントになると思われます。たとえばグループディスカッションをする際に意図的に複数会場に分けたり、事務局の控室、体調不良者の救護室、休憩時の開放部屋、など様々な用途で使えるように+1部屋確保すると良いと思います。

3. 社内会議室は利用せず、敢えて外部施設を予約するという選択も

リモート研修の受講場所として自社の会議室を利用される企業も多いと思いますが、入社前の行動把握ができていない新入社員を社内会議室に通わせることにリスクを感じる企業があると聞いております。万が一感染者が出た場合でも職場への飛び火を防ぐという意味で、会社の近くでも貸し会議室などを借りて、新入社員を既存社員と分けることが良いと思われます。

4. 合宿型研修もご検討ください

2020年度の新入社員研修で、緊急事態宣言が発令された時点ですでに合宿研修を行っており、結果的に施設に缶詰めにすることで感染予防ができたという企業があります。
通い型で移動時のリスクを考慮すると、むしろ合宿型に切り替えて缶詰めにしたほうが良いというお声も多く聞いています。
合宿型にすることでプログラムも集約でき、コミュニケーションも深まる効果もありますので、もう一度合宿型研修を検討してみてはいかがでしょうか。
特に郊外型の合宿研修ができる施設は来年は人気になると思われます。

5. キャンセル規程に注意

コロナの状況はいつどのように変化するかわかりません、最悪の場合に無駄な支出を防ぐという意味でもキャンセル規程について詳細に確認をしておく必要があります。
※弊社ではコロナ状況の変化によるキャンセルの場合、キャンセル料を特別に優遇していただける契約を結んでいる施設がございます。

例年と異なり、動向が見えない新入社員研修ですが、できましたら日程や場所、予算等が固まる前に弊社にご相談ください。
提携施設全国約1000の中から、適切な会場のご提案、また外部には出ていない弊社独自の情報などもあり、研修事務局の一員としてご活用いただけると幸いでざいます。

3.ご案内|メール会員のご案内

ホスピタリティエージェントでは研修ご担当者様・主催者様、施設運営者様のお役に立てるよう情報発信をしておりますが、オープンにできない情報につきましてはメール会員様に限定して情報提供を致しております。

【研修担当者様・研修主催者様向け情報】

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4.ご案内|弊社データの開示について

いつもコラムをお読みいただきましてありがとうございます。

コロナ禍における弊社内データの公開は一旦終了とさせていただきました。

企業研修の開催動向やホテル、研修施設の動向など、弊社で収集した情報にご興味がある方は、個別にご相談いただけますと幸いでございます。

お問い合わせフォームよりご連絡ください。

データ利用の主旨等によってはできる限りご協力をさせていただきます。

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