【新年ご挨拶】業界の皆さまへ感謝と想い

  

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

  

2020年は研修やイベントなどを生業とする弊社や業界にとって大変辛い一年になってしまいました。
1年前の今頃は、オリンピックを控え、間違いなく過去最高稼働になりそうな予感が漂う年始でした。
ところが2月から始まった新型コロナの感染拡大はとどまることを知らず、最需要月である4月に緊急事態宣言が出され、それ以降も集合すること自体が悪となりうる環境が継続してしまっています。
秋口以降ワクチンの開発などにより、終息に向かうと見えた時期もありますが、変異種の発見と更なる感染拡大で、再び緊急事態宣言がでる状況になってしまいました。
引き続き、先の見えない状況ではございますが、新年に際し、感謝と想いをお伝えさせていただきます。

  

【感謝と想い】

昨年はのべ約5万人という大変多くの方に弊社コラムを閲覧していただきました。
特にコロナ禍での企業研修やイベントの開催動向の情報に関しては多くの反響をいただきました。キャンセル情報などは本来であれば開示すべきでない社外秘のデータですが、一つの意図をもって開示させていただきました。

  

それは「業界を良くしたい」という思いです。

  

研修やイベントの会場提供というビジネスの業界であるコンファレンス業界は日本においてはまだまだ認知度が低くニッチな業界です。しかしながら海外ではコンファレンス専門の施設やホテルが数多くあり、成果の高い研修やイベントを開催する環境が整っています。またそのコーディネートを行うコンファレンスプランナーという職種が人気の職種となっていて、業界としても十分確立されています。
しかしながら日本でのコンファレンスは、遊休不動産の活用やホテルの宴会場稼働を高めるための単なる一商品としての色が濃く、まだまだ業界として確立されておらず、職業としても認知度が高くはありません。

  

弊社も研修やイベント、コンファレンス専門の旅行代理店ですが、営業活動をする際に自分たちの業務内容や価値を説明するのに難しさを日々感じています。
一度ご利用いただくと確実にその便利さと品質の高さを実感していただけていますし、リピート率、顧客紹介率の高さからも、価値があるビジネスだということは自負しております。
まずは弊社を知っていただくことで、業界の認知度を高め、日本のコンファレンス業界を良くしていきたいという思いで、コラムにて様々な情報発信をいたしております。
業界の情報が少ない中で、研修やイベントのご担当者様、施設を運営されている皆様、業界に関わっている皆様に少しでもお役に立てれば幸いでございます。

  

今後の業界動向についてコラムの中でいくつかの予測はお伝えしてきましたが、先日行った社内調査ではコロナ終息後はリアルの集合研修を再開したいと考えている研修担当者様の比率は70%を超えておりました。オンライン化が進めば進むほど、リアルの価値が高まっていくのは間違いないのだと思います。

  
ホテルや貸し会議室などの会場運営をされている皆さまは、現在は相当なご苦労をされていらっしゃると思いますが、終息後の需要が無くなるとは思えませんのでぜひ踏ん張っていただきたいと願っております。その為に弊社でできる事は最大限ご協力させていただきます。一緒にこの荒波を乗り越えていければ幸いでございます。

  

技術の進歩は目覚ましく、オンラインでのイベントもかなりの成果を上げられると言うことは実証されました。今後ますます便利になり、オンラインイベントはより価値があるものになっていくのだと思います。しかしながら、参加者の話を聞くとこんな話もあります。

  

「雑談ができない。」「偶発的な出会いがない。」

  

リモートワークをされている方は実感値があると思いますが、ほとんどの業務がオンライン化できる中で、不足してくるものは雑談と偶発的な出会いだということをよく耳にします。
弊社もそうですが、オンライン会議でわざわざ雑談の時間を設けたり、企業によってはバーチャルオフィスなどのソフトを使って、意図的に偶発的な出会いを作る会社もあると聞きます。
となると、今後リアルにおいては雑談と偶発的な出会いが重要視されることになるのではないでしょうか。

  
考えてみれば、この二つは今まで業務の効率化を妨げるものという意位置づけでしたので、180度価値転換がされたと言うことになります。
このことをコンファレンスの会場に置き換えると、今後の施設においては例えば休憩スペースやホワイエ、はたまたトイレなどの余白のスペースがとても重要になってくると言えるのではないでしょうか。
単純に空間が必要と言うだけでなく雑談や出会いを触発する仕掛けなどがあると良いのかもしれません。
まだまだ先は見えず不安定な状況ですが、実はひょっとしたことに今後のヒントがあるのかもしれませんね。

  

弊社としましては、パートナーであるご契約施設の皆さまのお役に立てるように、できる限りお客様の声をお届けできるよう引き続き尽力して参ります。
本年も変わらぬご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

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