会場の分類
貸し会議室、コンファレンスセンター、ホール、レンタルルームなど最近はさまざまな会場があってややこしいですよね。
実はこれらの名前、施設の主観でつけられていることが多く、名前だけでサービスを区別することはできません。
ただし、一般的には下記のようにサービスの形態が異なるので、予約の際の参考にしてください。
貸し会議室
街を歩くとあちこち目に付くのが貸し会議室の看板。
会場提供を目的として作られている貸し会議室から、単純に空いているビルの一角を会議室として貸し出しているところまで様々です。
最近ではマンションの一室に机椅子をおいて貸し会議室として営業しているところもあります。
貸し会議室という言葉には特に定義はないと考えたほうが良いのかもしれません。
入り口が分かりづらかったり、必要な機材がそろっていなかったり、窓の外の騒音や部屋のにおいなどでトラブルになるケースも少なくないようです。
ですから、会場を選ぶ際はくれぐれも慎重に。大切な会議なら現地を下見しておくことも重要です。
もし、迷ったり困ったりするのであれば専門サイトや専門エージェントに相談することをお勧めします。
専門サイトでは会議室の中をバーチャル内覧できるサイトなどもありますよ。
コンファレンスセンター
日本ではまだなじみのないコンファレンスセンター。外国ではしっかりとした定義があり、会議やイベントのための専門施設として認知されています。ホテルのように格付けがある国も数多くあります。
日本ではコンファレンスセンターに明確な基準はありませんが、オフィシャルなイベントをするならこの名前の付いた施設を使うのが無難だと思います。
一般の貸し会議室よりも値段は高めですが、立地や会場のスペック、スタッフのクオリティーなどはやはり違います。BtoBの大切な会合なら、コンファレンスセンターがおすすめです。
会場選びを失敗したくなければ、専門家に相談することをおススメします。
ホール
大人数で集会ができる場所がホールの定義です。
例えばコンサートなどができるようなイベントホールから、ただ単純に広い、といったことでホールと呼んでいる会場もあります。
イベントホールの場合、通常はオペレーターの手配が必要になり、音響、照明など専門のスタッフを依頼します。
単純なホールの場合などは施設によって大きさにかかわらず無人の場合もありますので、事前にしっかりと確認が必要です。
いずれにしてもホールと名の付く会場を使う場合は、大人数の集会だと思いますので事前にしっかりと会場を確認して打合せを綿密にする必要があります。
レンタルルーム
シェアリングエコノミーの概念が日本でも浸透しつつあり、レンタルルームが増えてきました。
レンタルルームは名前の通り貸室で、どちらかというと何かの撮影やパーティ、個人での利用などが多いようです。もちろん会議などをすることも可能な施設もあると思いますが、専門的な備品は期待できません。
ちょっと変わったところで会議してみたい、少人数でワイワイやりたいなどの場合は、レンタルルームで調べてみるのもよいかもしれません。
まとめ
貸し会議室、コンファレンスセンター、ホール、レンタルルーム、などいずれにしても名前だけで何らかの基準があると考えるのは危険です。
施設によって本当にさまざまですので、会議やイベントの開催が決まったらしっかりと下調べする必要がありますね。