会社説明会・インターンシップの会場の選び方

採用ルールの廃止が話題になるなど、就職活動の形態も年々変化をしています。

形は変わっても学生に自社をPRする「場」づくりは、採用担当にとって最も重要な課題ですよね。

会社説明会やインターンシップで外部の会場を使用する場合、どのような基準で選べばよいのか、外せないポイントをピックアップしました。

会社説明会・インターンシップの会場を選ぶ際のポイント

まずはアクセスが分かりやすいこと

駅から近いことはもちろん大切なポイントですが、人気のシーズンはなかなか予約ができません。

そんなときは、「わかりやすさ」を基準に選びましょう。

少々駅から遠くても、目印となる場所があれば学生さんはストレスを感じないでしょう。

逆に、仮に駅から近かったとしても、ビルの入り口が分かりにくかったり、路地が分かりにくかったりすると

迷ってしまい、ストレス大です。

できれば事前に会場を下見して、主要駅からの道のりをチェックしてみましょう。

“都内西側・山手線沿線が好まれる理由”

会場手配をしていると、都内でも西寄り、特に山手線沿線が好まれる傾向にあります。

これは、大学のキャンパスが都内西側に比較的多く位置しており、その周辺で学生さんが生活をしているのと、地下鉄よりも山手線が分かりやすいため、参加率が高くなるからと言われています。

こういった情報も会場を選ぶ際に参考になりますよね。

できる限りきれいな会場を

外部会場と言っても、会社のイメージを伝える説明会ですので、きれいな会場を選びましょう。

施設の印象や周辺の雰囲気は自然と頭にインプットされます。会場内だけでなく、ビルの入り口やエレベーターなども清潔感のある会場を選択しましょう。

トイレは必チェック

特に女性は受付前にトイレに行き、身だしなみをチェックするものです。

第一印象が悪くならないように、トイレも下見の際にしっかりチェックしましょう。

説明会の休憩時間には学生が一斉にトイレにいくことも考えられます、個室の数なども確認して不足するようであれば事前に案内をするなど対応しましょう。

映像、音響、照明は空間演出上とても大切

最近はほとんどの企業が会社案内ビデオを作成しています。

せっかくお金をかけて立派なビデオを製作しても、上映する際に光が差し込んで見づらかったり、音響の不具合で聞きとりにくかったりすると台無しですよね。

盛り上げるためには音量も重要なポイントになりますが、会場によってはボリューム制限がある場合もありますので要注意です。

プロジェクターの照度や音響設備の性能も確認しておくとよいでしょう。

会場の周囲にも注意を

当日会場に行ってみたら、競合他社のイベントとバッティング。そんな経験はありませんか?

予約時に同業者とのバッティングを避けて案内をしてくれる会場もありますが、通常は同業他社までチェックしてくれません。

事前に同業他社の予約がないかどうか、確認をしてみてください。

もし仮にバッティングしていたとしても、事前に分かればフロアを変えてもらったり、案内表示を工夫したり、開催時間をずらすなど、なんらかの対応策は考えられます。

また、隣のビルが工事でうるさい、といったことも考えられます。

会場だけでなく周辺の環境も十分注意しましょう。

コート掛け、荷物置き場など学生に細かな配慮を

冬場であればコート掛け、雨の日は傘置き場など参加する学生へ細かな配慮をしましょう。

説明の内容よりも意外とそういう部分に惹かれる学生も多いようです。

そんな本筋でないところは、と思うかもしれませんが逆にそんなところで自社の魅力が伝わり切らなければ、もったいないと思いませんか。

会場名は正確に連絡を

チェーン展開している施設などは同じ駅に何か所も会場があります。

慣れない学生さんは間違えて検索してしまう可能性もありますので、近隣に似たような会場がある場合は事前案内の際にしっかりと案内をしましょう。

また、もし会場を間違えて遅れてしまう際などの連絡先も明記しておきましょう。

会場の大きさ(広さ)選びのアドバイス

机、椅子が足りなかったらどうしよう?誰でもそんな心配をされると思います。

でも逆に机椅子が余り過ぎてしまったら、学生さんに「人気のない会社」とアピールしてしまうようなものです。

会場の大きさ選びはくれぐれも注意しましょう。

一般的には参加が見込まれる数より少しだけ大きめの会場を選定し、テーブルイスなどはセッティングせず、予備として会場の後方に準備してもらうとよいでしょう。

席が余ってしまうよりも、足りなくて慌ててセットするほうが、印象は良いですよね。

まとめ

言うまでもなく、会場選びは会社の印象を左右する重要なポイントです、でも近年の売り手市場でなかなか良い会場が確保できないのも事実。

そんなときどのような点がポイントになるのかを今回はまとめてみました。

いずれにしてもTPOにより最適な会場は異なります。

ご自分で選ぶのが不安な時はぜひホスピタリティエージェントにご相談ください。

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